やまなし子どもネット

3.高校の入学試験

1 入試の日程

3年生になると、大きいテストがあります。受ける高校を決めるためのテストです。2学期に2回か3回あります。

2 公立高校の入学試験

・	山梨県全部の公立高校から選んで、受けることができます。「前期募集」と「後期募集」があります。もし、前期募集に落ちたら、後期募集を受けることができます。・	合格した生徒の人数が少ない高校は、「再募集」をします。

前期募集 ・	定時制高校は募集しません。・	学力の試験はしませんが、面接や作文など、色々な試験をします。・	中学校3年間の学力や運動などが、よくできていると合格しやすいです。受けるかどうかは、担任の先生と、よく相談してください。後期募集 ・	定時制高校も募集します。・	学力の試験(国語、社会、数学、理科、英語)をします。・	定時制高校では、学力の試験(国語、社会、数学、理科、英語)と、面接をします。

再募集・	学力の試験などがあります。

3 私立高校の入学試験

・出願には、単願と併願があります。

単願 ・	私立高校に行きたい人がします。一つの私立高校だけを受けます。・	入学試験の前に、中学校の先生と高校の先生が相談をします。・	併願よりも、合格しやすいです。 併願・	公立高校に行きたい人がします。公立高校と私立高校を受けます。・	入学試験の前に、中学の先生と高校の先生が相談します。

4 外国籍・移住生徒等の特別な入学試験

・	外国から日本に来た生徒は特別な入学試験があります。「帰国生徒等特別措置」といいます。・	試験は学力試験と面接です。・	学力試験は、山梨県公立高校の入学試験と同じです。国語、社会、数学、理科、英語の中から、好きな教科を三つ選びます。

特別な入学試験が受けられる生徒について 海外帰国生徒と移住生徒、外国籍生徒です。(1)移住生徒 ・	中国残留邦人等、日本に永住するため海外から引き揚げてきた人と、海外から移住してきた人の子どもです。・	入学する年度の4月1日に、日本に住んでいる長さが7年以内の人です。・	「中国残留邦人」とは、昭和20年(1945年)9月2日より前から、ずっと外国に住(す)んでいて、昭和20年(1945年)9月2日より後、永住するため日本に帰国した人です。そういう人の子どもで、外国で生まれた子どもも入ります。 (2)外国籍生徒・	両親と一緒に山梨県に住んでいる外国籍の子どもです。これから住む予定の外国籍の子どもも、特別な試験が受けられます。・	入学する年度の4月1日に、日本に住んでいる長さが7年以内の人です。

特別な入学試験を受けるには 外国籍生徒は外国人登録原票のコピーが必要です。日本に何年、住んでいるかがわかるからです。外国人登録原票のコピーは、法務省から送ってもらいます。法務省からコピーが届くまで、1〜1カ月半ぐらいかかります。2月の初めに、コピーを使うので、早めに手続きをしてください。法務省のホームページにも説明がありますので、こちらのURLを見てください。

http://www.moj.go.jp/hisho/bunsho/hisho02_00016.html

2012年度(平成24)年度は、パスポートや外国人登録証明書のコピーでもいい高校(こうこう)もありました。パスポートや外国人登録証明書のコピーでもいいかどうかは、高校の校長先生の考え方で決まりました。中学校の先生と、よく相談して準備してください。

5. 入学試験情報

山梨県のホームページで色々な情報を見ることができます。こちらのURLを見てください。

http://www.pref.yamanashi.jp/gakkosui/nyuusi/h25.html

6. 合格・不合格の決め方

中学校には「調査書」というものがあります。入学試験の前に、中学校から高校へ送ります。中学校3年間の出席や遅刻、欠席などが書いてあります。その他、3年間の成績や、宿題を出したか、忘れ物をしたか、まじめに授業に出ていたか、などが書いてあります。合格・不合格は、調査書と、入学試験の点数(定時制高校を受ける人、特別な入学試験を受ける人は面接の点数も)で決まります。例えば、試験の点数がよくても、調査書がよくないと、合格しないことがあります。ですから、中学1年生のときから、遅刻や欠席をしない、忘れ物をしない、まじめに授業に出ることなどが大切です。

7 その他

・	1年生のとき、職場を見学することがあります。2年生は、職場体験をします。・	高校は、見学やオープンキャンパスをします。入学したい高校の見学やオープンキャンパスは、ぜひ行ってください。高校の先生は、来ている人を確認していますので、あなたの顔や名前を覚えてもらいましょう。行くときは、制服をきちんと着る、遅刻をしない、忘れものをしない、などに気をつけてください。

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