やまなし子どもネット

2.大学へ入るための試験野種類

1.	大学入試センター試験:大学に入りたい人のための全国共通試験です。 国公立大学を受験する人は、必ず受けなければなりません。また、私立大学でもセンター試験を利用する大学を受けるときは、センター試験が必要です。 (1)	センター試験の利用について 国公立大学はこれが一次試験となり、その後各大学が実施する二次試験の結果と合わせて合格・不合格が決まります。
私立大学の中にはこの試験だけで合格を決めるところもあります。(これをセンター利用入試といいます)(2)	試験の受け方 センター試験の願書は、高校がまとめて提出します。試験の受け方については、高校で説明がありますが、以下に少し紹介をします。①	受験したい大学がどんな科目を必要としているかを調べてxから、科目を選択します。大学によって、必要な科目数も違います。受験料xは、3教科以上が18000円、2教科以下が12000円です。*2014年度の科目は、次のようなものです。
・「国語」・「地理歴史」(「世界史A」、「世界史B」、「日本史A」、「日本史B」、「地理A」、「地理
B」)
・「公民」(「現代社会」、「倫理」、「政治・経済」、「倫理、政治・経済」)
・「数学」(「数学Ⅰ」、「数学Ⅰ・数学A」/「数学Ⅱ」「数学Ⅱ・数学B」「工業数理
基礎」「簿記・会計」「情報関係基礎」)
・「理科」(「理科総合A」、「理科総合B」、「物理Ⅰ」、「化学Ⅰ」、「生物Ⅰ」、「地学Ⅰ」)
・「外国語」(「英語」、「ドイツ語」、「フランス語」、「中国語」、「韓国語」)

②	受験する教科の名前は、変わることがあります。下記のURLで確認してください。

http://www.dnc.ac.jp/modules/center_exam/content0011.html

③	センター試験は、高校のある地域の大学で受けることができます。④	センター試験はマークシートによって実施されます。⑤	センター試験の後、受験者は解答を見て、自分でどれくらいできたか採点することができます。

2.それぞれの大学で実施する試験 大学で入学試験を受けるときは、試験を受けるためのお金(検定料)が必要です。国公立大学は17000円、私立大学は学校によって違います。大学には、いろいろな入試制度があります。ここで紹介するのは、その中でもよく行われる試験の例です。自分の受験する大学を決めたら、試験の方法をよく調べて準備してください。多くの場合、一つの大学で複数xの種類の試験を行っています。どの試験を行うかは、大学によって違います。試験は秋ごろから冬にかけて何回かあります。できるだけ早く大学の試験日程の情報をもらって、受けたい大学の試験の出願をしてください。
なお、大学によっては、センター試験の成績だけで合格・不合格を決めることもあります。

(1)	推薦入試:指定校推薦と一般推薦があります。①	指定校推薦:高校から大学に対して推薦してもらい、面接を受けて合格・不合格
を決めるものです。大学によって推薦してもらえる人数に限りがあ
ります。また、全ての大学に推薦してもらえるわけではありません。②	一般推薦:①以外の推薦入試です。詳しいことは高校の先生に聞いてみてください。(2)	一般入試:筆記試験、論述試験(文章を書く)、面接試験などがあります。(3)	社会人入試:社会人の経験がある人を対象とした試験です。一般入試とは試験の内容が違う場合があります。(たとえば、山梨県立大学の社会人入試では、センター試験を受ける必要がありません。)(4)AO入試:AO入試とはadmissions office(入学事務局)の略で、大学入学試験の方法の一つです。学力試験ではわからない受験者の個性や目的意識などを、総合的に評価するため、書類審査や面接、小論文などを組み合わせて合格・不合格を決めます。(5)編入学試験 大学の編入学試験は、短期大学、高等専門学校や専修学校専門課程(専門学校)の卒業者及(およ)び卒業見込みの人、4年生大学の2年次修了者などを対象としています。主に大学の3年生に入学する人のための試験です。大学によって、実施の時期や試験方法が違いますので、それぞれの大学に問い合わせてみてください。

そのほか、大学によって、次のような人には特別の試験があります。詳しいことは、各大学に問い合わせてください。(6)外国人留学生特別選抜
外国で、学校教育における12年の課程(日本では小学校・中学校・高等学校に当たります)を修了した人、及び修了見込みの人、またはこれに準ずる人。(7)帰国生徒 日本国籍をもっている人、またはそれに準ずる人で、親の仕事などの理由で外国の学校教育を受けている人。(8)中国引揚者等: 
日本国籍をもつ人、日本の永住許可を得ている人、あるいはこれらに準ずる人で、保護者が中国からの引揚者であり、日本へ引き上げ後、原則として9年以下である人。 ★また、入学試験ではありませんが、一度入った大学内で、ほかの学部に変わった
り、学科を変わったりすることができます。それを「転学部」・「転学科」と言いま
す。
この制度は大学によって異なりますので、希望する人は各大学の事務所に問い合わ
せてみてください。